イタリア語のパターンプラクティス

語学学習にパターンプラクティスという方法があります。

 

英語ではミシガン方式と言われ一世風靡したこともありました。

 

イタリア語で実際に体験してみましょう。

 

同じ動詞文のバリエーションを加えていく感じです。

 

(1)Abito a Tokyo.

 

(2)Abito a Saitama, vicino a Tokyo. 

 

最初の(1)の文章、私は東京に住んでいます。をベースに、(2)は同じ構造を踏襲しつつ、vicino a Tokyoが追加されています。

 

私は東京の近くのさいたまに住んでいます。

 

これが完成します。 vicino a 〇〇という表現(=〇〇の近くに)を覚えることができます。

 

(3)Abito in centro.

 

  (4)  Abito  in periferia.

 

これだと、in centro は街の中心、in periferia は郊外として、対立で覚えられるようになります。

 

 (5)Abito da solo.

 

 (6)Abito da sola.

 

これもまた、対立で、da solo なら、男性の一人暮らし、da solaだと女性の一人暮らしとなります。

 

(7)家族と同居だと、Abito con la mia famiglia. と拡大できます。

 

このようにしてabitareという動詞一つを徹底的に、付加される要素の対立を浮き立たせて、記憶させていくというのがパターンプラクティスです。

 

理屈もなく文章だけを暗記していくのは辛い作業で、音読するにも何かしらの効果的な理屈が欲しい場合にはオススメです。

 

 

 

 

 

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