訳すことは悪なのか?

先日の授業で、面白い訳をしてみましょう!を試みました。

 

Prendo il treno per l’aeroporto.  

 

面白くない訳は

 

空港行きの電車に乗ります。

 

100点の解釈ですが、私はこれでは面白くないので、構造訳(=通称面白くない訳)と、自分がピタッと来る訳(=他人がどう思おうが自分はそれで覚えられる訳)の2つをこれからは準備しましょうというので、大喜利大会をしました。

 

Prendo il treno per l’aeroporto. では

 

スカイライナーに乗ります。

 

っていう、1文字も成田空港が出ていないのに、スカイライナーは成田空港行くよねで覚えられるので、その訳を採用しました。

 

Quando parte per Milano? 

 

いつオペラ観に行くの?

 

一言もオペラなどいう単語はないけれど、イタリア行く=オペラ鑑賞というイメージがある人にはこれで覚えられたらこれに勝るものはないので採用です。

 

Che cosa prendi ? 

 

この訳が大喜利大賞受賞で

 

くら寿司?

スシロー?

 

というおもしろ訳でした。

 

そのこころは

 

Che cosa prendi ? が使われるシチュエーションは基本的に食べ物のオーダーです。

 

レストランの中で、ねぇー何食べる?でも使えますし、

 

レストランの外で、昼ごはんどうする?(スシロー行く?それともくら寿司?)

 

みたいなシチュエーションでも使用可能です。

 

イタリア語の基本文法の素養がある人なら、この程度のイタリア語文の原文との差がよくわかります。面白くなければ語学じゃないという精神を踏襲すれば、中だるみした勉強にちょっとした光を差すことができます。生真面目な人には向かない勉強法で、けしからん訳かもしれませんが、ギャップをあえて作ることで記憶しやすくなり、脳内占有率が一気に高まりますので、オススメです。

 

ぜひいろんな言語で大喜利をお楽しみください。

 

 

国際言語学者溝江達英が教える 最速で外国語を習得できる
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事